nnのCPA試験の旅 in Hawaii CPA試験の旅 in Hawaii

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by nn_77
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先日「質問回答コーナー」で扱ったBONDの問題について、その後、追加質問を頂戴しています。

--- (Question from Nihao KTさん)---------------
>On April 1, 20x1, Saxe, Inc. purchased $200,000 face value, 9 % US Treasury notes for $ 198,500, including accrued interest of $4,500.

の文章の解釈。どうやったら、上記の問題文が、「本問では額面200,000の債券を安く194,000で買って6,000の得をしました。」という結論に結びつくのでしょう?

 僕としては、Issuerが、額面200,000のBondを198,500のDiscountでIssueした、よって1500のDiscount、としか読み取れないんです。そして、「accrued interest of $4,500」とは、「accrued interest revenue?」はたまた「accrued interest expense?」と、よくわからないんです。この部分で、躓いているんです。

 nnさんが上記問題文をお読みになって、すぐに「本問では額面200,000の債券を安く194,000で買って6,000の得をしました。」と解釈されてますが、どうやったらこのような解釈に結びつくかお教え願えませんか?
-----------------------------------------------------------------


では、まず、先日の問題をちょっと変えて、あのbondがdiscount発行ではなく、parで発行されたとして、考えて見ましょう。私の好きな、小話スタイルで(笑)

*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
1/1、元旦に200,000円の債券がある会社から発行されたので、太郎くんは即日その債券を200,000円で買いました。。債券の表面には「12/31、年末には額面200,000円と年率9%の利率を払います」とあります。発行者の会社は9%で200,000円借り入れしたことになり、

CASH 200,000    /    Bond Payable 200,000

太郎くんは、反対に年率9%の投資をしたことになります。

INVESTMENT 200,000     /     CASH 200,000

さて、それから3ヶ月が経ち、4/1になりました。お正月に200,000円もの現金を払ってしまった太郎くんは、資金繰りが大変になってしまいました。手元にあるのは、例の債券だけ。。。

結局、太郎くんは、花子さんに債券を売って現金を得ようとおもいました。

太郎「かくかくしかじかなので、200,000円のこの債券、買ってよ」

花子「いいわ、じゃあ200,000円で買ってあげる」

太郎「え~!年末には18000の利息もつくんだから、218000円で買ってよ~」

花子「何言ってんのよ。私が今、太郎に218,000円払って、年末に債券発行者から218,000円貰うんだったら、私、何の得もしないじゃない。私が今、200,000円で買って、年末に200,000円も、利息の18,000円も貰えるから、だから私が買うんじゃない。
アンタは黙って200000円受け取っておけばいいのよ。現金なくて困ってんでしょぉ?」

太郎「(涙目)でも、僕も、今日まで3ヶ月間は売らずに我慢してきたんだから、せめて、3ヶ月分の利息、4,500円(=200,000*9%/12ヶ月*3ヶ月)つけて、204,500で買ってくれないかな?それに、花子さんだって、この債券買ったら、9ヶ月後に、200,000円と、利息18,000円を受け取るんだから、『年率』だと9%以上の得になっちゃうよ。だから、花子ちゃんが満期に受け取る18,000のうちの4,500だけ、今、僕に頂戴。」

花子「ふ~ん。じゃあ、仕訳はこうね?」

太郎
(Dr.)CASH 204500   /   (Cr.)INVESTMENT 200000
                         INV. REVENUE 4500

花子
(Dr.)INVESTMENT 200000   /   (Cr.)CASH 204500
INV. RECEIVABLE 4500


花子「つまり、私は、この債券の3ヶ月分の利息相当額4500円を含めて204500円でこの債券を太郎から買う。4500円は債券発行者の代わりに私が立て替えたようなもので、満期に債券発行者から貰えるから、今は、INV. RECEIVABLE 4500をたてておく。」

太郎「さすが、花子。そう、そのとおり!で、満期に君は、こんな仕訳をするんだ」

花子
(Dr.)CASH 218,000    /   (Cr.)INVESTMENT 200,000
                         INV. REVENUE 13,500
                          INV. RECEIVABLE 4,500

花子「ええ。年末には218000円の現金を受け取り、その内訳は、元々の債券そのものの購入額200000円、太郎に立て替え払いしてた分の清算4500円、私の9ヶ月間の投資利息13500円ということね。」


*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***

以上が、BONDの問題、特に利払い期日の間に売買が行われるときの、Accrued Interest (経過利息) の正体です。イメージ、OKでしょうか?

で、上記の話、債券額面についてはParでの債券売買でした。
今度は、この話を展開して、債券の額面をDiscountする方へ持ってってみましょう。
先日の問題のシチュエーションに近づけます。

*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***

太郎「じゃあ、204500円で、この債券買ってくれるね」

花子「嫌だわ。そんな値段で買うわけないでしょ」

太郎 「( ̄□ ̄;)!! だって、さっきは・・・」

花子「さっきのは、この債券の表面利息の取り分を議論しただけ。それについては、さっきの話でいいわ。でも、私は、この債券、額面で買うなんて嫌よ」

太郎「だって、額面は200,000円なんだから、それでいいじゃないか。それで年率9%相当の利息も貰えるんだし・・・」

花子「だから嫌なのよ!今、市場で運用したら、10.05%位のリターンはあるのよ。なのにわざわざ9%の債券なんて普通に買う訳ないじゃん!」

太郎「じゃあ、この債券、買ってくれないの~(>_<。)」

花子「こら、男が泣くな、もう!誰も買わないとは言ってないでしょ。額面そのまんまでは買わないって言ってるの。そうね~、194,000円なら買ってあげる。」

太郎「う~ん、買いたたかれるのはしかたないけど、また、なんで194,000円なのさ?」

花子「いい?この債券を私が買ったら、私は満期に218,000円受け取るのよ」

太郎「額面200,000円と9%の表面利息18000円でしょ」

花子「そう。でも、その利息のうち4500円は太郎に立て替え払いするぶんが戻ってくるだけだから、、私の正味の投資リターンは213,500円なの」

太郎「わかるよ。それで?」

花子「私が今、194,000円でこの債券を買って、満期に受け取るリターンが213500円。利回りはいくらになる? 」

太郎「213500÷194000だから、、、あ、10.05%だ!」

花子「わかった? 200,000円のこの債券を194,000円で買えば、つまり6,000円のディスカウントで買えば、私は最終的に、今の市場レートと同じ利回りの投資ができるのよ。もちろん、これとは別に、太郎が表面利息について3か月分の取り分を今受け取ることが出来るように、私が一端立替払いする4,500円も払うわ。」

太郎「つまり、仕訳はこうなるんだね」

太郎
(Dr.) CASH 198,500       /  (Cr.) INVESTMENT 200,000
Loss from Discount sale 6000 / INVESTMENT REVENUE 4,500

花子
(Dr.) INVESTMENT 194,000       /  (Cr.) CASH 198,500
INTEREST RECEIVABLE 4500     /

満期の処理

花子
(Dr.) CASH      218,000 / (Cr.) INVESTMENT 194,000
                     /    INTEREST REVENUE 13,500
                     /    INTEREST RECEIVABLE 4,500
                     /    GAIN          6,000

花子「そういうこと。じゃあ、はい、198,500円。」

太郎「ありがとう、花子さん!」

*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***

・・・という感じです。いかがでしょう?
経過利息を整理する仕訳と、額面のPremium/Discountの仕訳が混じると、ちょっとややこしいかもしれませんね。

尚、上記の小話(←にしては長すぎる!)の最後の仕訳は、最後に”GAIN 6,000”としてますが、これは、今回、満期に実際に当該債券を手放したからです。Realized Gainですね。

これが、もし、債券の満期が来年以降で、今回は期末決算の関係で当該債券のF/S上の額を評価しなおすだけだとしたら(先日の問題みたいですね)、当該債券がTradingか、Available for Saleか、Held to Maturityかによって、また、仕訳の扱いが変わってきます。

以上、ひさびさの小話スタイルでした~。
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by nn_77 | 2007-09-21 08:37 | >FARE | Comments(6)

【6:00】

早上好。(Good Morning)

我身体有点儿不舒服。。。(I'm still under the weather somehow...)

可是,比昨天舒服!
(but, I feel better than yesterday.)

我今天早上睡懒觉了!
(I overslept again this morning!)

寝ぼけまなこでの中国語練習は、ここまでが限界!

今日は、mioママさんからご質問を頂戴いたしました。
mioママさん、ありがとうございます m(_ _)m

*************************************
さて、具合の悪い時に大変恐縮ですが、渡米間近にて厚かましくも教えて頂きたい問題があります。(メールアドレスわからずコメントに記載させてもらいます。ぺこ。)
ANJOの『CPA3受験対策問題集Ⅲ』 パートナーシップ4-23ページの25番。簡単なのにどうしても納得できず。何かしょうもない考え違いをしているのか・・・。。見落としているのか・・。
「25. Sharuf,Hursch,and Wolff formed a partnership with Sharif and Hirsch as general partners. Wolff was the limited partner. They failed to agree upon a profit-sharing plan but put in capital contributions of $120,000,$140,000,and $150,000,respectively. At the end of the first year how should they divide the profits? 」

回答は「C. The profits are shared in propotion to their capital contribution.」 、解説に「リミテッドバートナーシップの場合~~」とあります。 私の解釈は、本問題文に『HとWの2人がGeneral partners』=『General partnership』 よって、分配方法の合意がないときは、均等割となり、「2. Each of the three partners receives one-third.」なのです。
どこから、このケースが「リミテッドパートナーシップ」と読取れるのかがわかりません。ご教示願います。。。
*************************************
>私の解釈は、本問題文に『HとWの2人がGeneral partners』=『General partnership』
--- 問題はここです!(ちなみに、問題ではSとHがGPだと言っていますね。)
『SとHの2人がGeneral partners』=『General partnership』ではありません。

極めて乱暴かつ簡単に小話を書くと、

General PS
= 複数のGeneral Partner”のみ”で構成されるPS
<イメージ>
昔の親友同志のSとHが一緒に2人でビジネス立ち上げた。「な、お前と俺でこの商売やれば、きっと、大成功するぜ!がんばろうや、世の中に、こうしたサービスを提供して、みんなを幸せにするっていう、あの、昔の夢を実現させようぜ!」
と、こうしてPSとして成立させたけど、儲けも損も半々で分けるし、お互いなんかトラブルあっても逃げないで無限責任で対応していく(=General P.)。 会社組織にくらべると、もっと、個人的な集まり、同好会的な(?)雰囲気。 (←あくまでも試験対策上の”イメージ”ですよ。実際はもっとちゃんとしてます!) SとHのそれぞれが無限責任を負ってビジネスするので、州への届出も不要。

Limited PS
= 1人または複数のGeneral Partner +1人または複数のLimited Partnerで構成されるPS
<イメージ>
上記のつづき。SとHの2人のGPでやってきたけど、いかんせん2人では人手不足、財産不足になってきた。そこにWが現れた。

W 「ここに1万ドルある。これを出資して参加してやるよ。ただ、俺はあんたらの夢なんかどうでもいい。そんなの関係ねえ。だから、Limitedな有限責任しか負えないよ。俺は、出資して、ほんで、一定の儲けが手に入ればでればそれでいいんだ。」

S 「うわー。ドライね、Wさん。ま、いいや、ほんじゃ、Limited Partnerとして参加してね。」

H 「おっと、ほんじゃ、俺らのPS、General PS から Limited PSに変わるから、州に届出しないかんな。」

S 「あ、そうなん?じゃあ、H、そのヘン手続きたのむわな。じゃ、Wさん、君のProfit Sharingは2%でいいね?」

W 「なにゆうてんねん。20%は要求するぞ!」

<すったもんだ>

H 「しゃーないな。話がまとまらんときは、出資割合に応じて P&L sharing の割合を決めるのがLimited PSの決まりやから、そうするしかないやろ。」

S 「え?、Wは出資割合の分P&L sharingっちゅうのはわかるけど、今までGeneral PSの頃は半々にしていた俺とHの分け前も、これからは半々じゃなくて、出資割合によって分けちゃうの?」

H 「そう。それがLimited PSの掟なの。俺とSは引き続き、General Pとして無限責任を負うよ。でも、WをLimited Pとして俺らのPSに迎え入れるなら、俺らのPSは、もうGeneral PSではなくて、Limited PSになってしまうねん。 そうなったら、もう、Limited PSの掟にしたがわないとアカンから、分け前の話で合意に至らんかったら、ドライに出資割合でわけなあかんねん。」


・・・と、こんなかんじかな、と思っています。(今回の説明の為にGeneral PSからLimited PSに移り変わるようなストーリーにしましたが、全てのLimited PSがGeneral PSから生まれるわけではありません。いきなりLimited PSを設立するケースも当然多々あります。)

アングルを変えて申し上げれば、General Pは、General PSにも、Limited PSにも存在するということです。General P”しか”いないのがGeneral PSで、General Pに"加えて"、Limited PもいるのがLimited PSです。

Again,

General PS
= 複数のGeneral Partner”のみ”で構成されるPS

Limited PS
= 1人または複数のGeneral Partner +1人または複数のLimited Partnerで構成されるPS

あと、Limited "Liability" PSというのもあります。

Limited Liability PS
= 複数の"なんちゃって"Limited partnerで構成されるPS (←General Partnerがいない!その分、構成員はみーんな"Limited" Partnerなのに、ある部分においては、構成員がみんな無限責任を負う部分がある。←だから”なんちゃって”Limited Pと書きました;笑)


Mioママさん、参考になりましたでしょうか?こんなおチャラけた説明が好きなので、ご不明な点などあるかもしれません。私も素人というか、受験経験のないビギナーなので、限界もあると思いますが、もし、何かありましたら、またご連絡ください。
(メールは、右のコラムの下のほうの”Email to nn”から送れます:直接メアドをのせると、スパムメールロボットのターゲットにされてしまうので、こうしています。)

>さて、具合の悪い時に大変恐縮ですが、
--- いえいえ。おかげですっかり元気になりました。無い知識を披露するのが好きな未熟者のnnなので、厚顔無恥にこうしたことをするのが好きで、好きなことをするとエネルギーがアップするんでしょうね。

>渡米間近にて
--- 頑張ってくださいね! 日本から応援しています!

日本から出て海外にお住みになりながらUSCPAを目指す人(mioママさん)、海外から日本に来て生活しながらUSCPAを目指す人(weiweiさん)、ずーっと日本(しかも関西ローカル)に土着でありながらUSCPAを目指す人(nn)、いろんな人がいろんなバックグラウンドを持ちながら試験合格をめざし、そんな中で、違うトラックを走っている人たちの人生がUSCPA試験という共通項をもって交差する、うまく言えませんが、それってなんだか素晴らしいなと思います。

みなさん、これからも宜しくお願いします。

きっと、みんなで合格しようではありませんか!!
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by nn_77 | 2006-07-13 07:15 | >BEC | Comments(11)
おはようございます。今日も、質問コーナーの時間です。
お便りを頂きましたので紹介します。

>NNさん,こんばんは!
--- 時差がありますね(笑) おはようございます!

>BECの勉強をしています。分からないとこなどあるので、nnさんのブログのBECの箇所を読み返して、理解を深めています!!
--- そうおっしゃっていただけると、嬉しいです。でも、professional skepticismをもってお読みください。間違ってるかもしれませんよー!

>日本語のところもあるので、私にはとてもありがたいです!
--- どうもです。でも、最近、ブログに日本語が増えすぎて、英語欠乏症になりつつあるnnですので、またしばらく英語になるかも。 引き続きご愛顧いただければ幸いです。


>棚卸資産の回転率、ラーメン屋さんの例、かなり納得できました(笑)!!
分かりやすいですホントヽ(^o^)丿
--- Wow. あれも読んでいただけたのですか。ありがとうございます。
m(_ _)m

あれからもう1ヶ月以上経つのか。。。
もう本試験まで50日しかないなぁ。。。
早い!ヤバイ!マズイ!(吉野家の反対の法則)

>そこで、質問なんですが、
>売掛金回収期間(Receivable Collection Period)
>=Average receivables÷Credit sales per day

>となっています。

>どうして、Credit sales per dayなのか、分かりません。。
>receivables collection per dayなら意味はわかるのですが(>_<)



今回のご質問は、

Receivable Collection Period
= Average receivables ÷ Credit Sales per day

VS

Receivable Collection Period
= Average receivables ÷ receivables collection per day

ですね!

まず、検証したら、これら2つの計算結果は同じであることが分かりました。

例を考えて見ましょう。

●売掛金回収期間を求める
(売り上げは全て掛売りのA社のデータ)
 ・年間売り上げ 36,500ドル。
 ・1日平均売り上げ 100ドル
 ・平均AR残高 9,000ドル

テキストの公式だと、
Receivable Collection Period
= Average receivables ÷ Credit Sales per day
= 9,000 ÷ 100
= 90日

となる、と。 で、ここで、売掛金「回収」期間なんやから、

Receivable Collection Period
= Average receivables ÷ receivables collection per day

やんか!とのご意見。

では、こっちの式で考えて見ましょう。

上記の例では、
 ・年間売り上げ 36,500ドル。
 ・1日平均売り上げ 100ドル
 ・平均AR残高 9,000ドル
   →「平均」なわけだから、仮に、期初ARも期末ARもたまたま平均値の9,000ドルだったとする。

すると、下記が作れます。

     
-------------------------------
期初  9,000  |
売上 36,500  | 回収 ?
--------------------------------
期末  9,000

? には、計算すると、$36,500が入りますよね。

     

--------------------------------
期初  9,000  |
売上 36,500  | 回収 36,500
--------------------------------
期末  9,000

従って、1日あたりのAR回収額は$36,500÷365日=$100

ここで、

Receivable Collection Period
= Average receivables ÷ receivables collection per day

を使って考えてみると、
$9,000÷ $100 = 90日

あれ、いっしょ!

。。。ということで、まず、計算としては、どちらでもよさそうです。


しかし、いろんなテキストどれみても、

Receivable Collection Period
= Average receivables ÷ receivables collection per day
 ではなく、

Receivable Collection Period
= Average receivables ÷ Credit Sales per day

を使っています。あえて後者のほうが好まれる理由をいくつか考えてみました。

理由1)発想の問題
「何日で回収できるか」と考えてもいいのですが、ここではむしろ、「ARが何日間outstandingか?」という発想なのだと思います。
ある会社が、全てCredit salesで販売していたら、販売仕分け 仕訳 は全て

Account Receivables *** / Sales ***

になりますよね。

さっきの例で、毎日、100ドル売り上げたら、
Day1 Sales=100, AR(累計)=100
Day2  Sales=100, AR(累計)=200
Day3  Sales=100, AR(累計)=300

    ・
    ・
Day90 Sales=100, AR(累計)=9,000

さて、91日目には、どうなるでしょうか?

Day91 Sales=100, AR(累計)=9,000

あれ、AR(累計)=9,100ではないのか? 違いますよね、Day91には、Day1の売り上げ100が回収されてしまうので、Day91のARの動きは

朝一番の残高 9,000 + その日の売上げ100 -Day1の売上げ
の回収 100
= 9,000

で、これ以降ずーっと9,000となるわけです。

つまり、ARについては、
(1) Sales per dayの額(例=100)だけ毎日増加していき、
(2) Sales per dayの額の90倍に達したら、それ以上増加しない。なぜなら、初日の回収が始まるから。
(3)ゆえに、Sales per dayの何倍の額でARの増加がストップするかを確認すれば、1件1件のARの回収に何日要するのかが分かる仕組みになっている。

ということだと思います。

ここまでで、

Receivable Collection Period
= Average receivables ÷ Credit Sales per day

でもいいことが分かりますよね。


理由2) Sales(per day)の方が指標として使い勝手がいい

残る疑問は、なぜ、

Receivable Collection Period
= Average receivables ÷ receivables collection per day

の方が不人気なのかということですね。冒頭で確認したように、こっちでもいいはずなのに。

ここからは完全に私見ですが、

ひとつには、財務分析において、Sales(及びSales per day)が扱いやすいということがあると思います。上記でも、Sales per dayはSales を365で割るだけですぐ算出できましたが、Receivable collection per dayの算出にはワンクッション置きました。 手間がひとつ多かったですよね。また、Salesは、粗利率(gross profit margine)の算出や、経費率など、諸データを出す上で指標に使われやすい数字でもあります。同じ使うなら、receivables collection per dayよりも、Credit Sales per dayのほうが、便利で一般的、というイメージが私にはあります。

それから、Sales per day(あるいは、Purchase per day)にくらべると、 collection per dayという考え方は、感覚的に、商慣習の実体とずれるというのがあるのではないかと思います。 Sales(売上)はセールスマンが日々頑張って営業してあげていますし、Purchase(仕入)も、タイムリーに行って品切れを防ぐことが大事なので、日々、とは言わないまでも、月中にある程度頻繁に起こると思います。これに対し、これら取引きの決済となるcash payment や collection は「月末締め翌月末払い」といった形で、まとまって起こることが多いので、cash collection per dayというのは、managementにとっては、少しピンとこないところがあるのかもしれません。(銀行も25日や月末などの特定日は為替部門がてんてこまいです。)

以上です。今回は、あまり面白くもなく、またスカッとしない回答ですみませんでした。m(_ _)mここらあたりが私の知識の限界かもしれませんね(笑)

Thank you for your question email. Answering it deepend my understanding as well.

Let's keep working for USCPA exam study! See you again. Bye!
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by nn_77 | 2006-06-10 08:00 | >BEC | Comments(4)
今日、Wileyでこんな問題に出くわしました。

---QUOTE from Wiley2005 Module 23 CONTRACTS #7-------
On February 12, Harris sent Fresno a written offer to purchase Fresno’s land. The offer included the following provision: “Acceptance of this offer must be by registered or certified mail, received by Harris no later than February 18 by 5:00 p.m. CST.” On February 18, Fresno sent Harris a letter accepting the offer by private overnight delivery service. Harris received the letter on February 19. Which of the following statements is correct?

a. A contract was formed on February 19.
b. Fresno’s letter constituted a counteroffer.
c. Fresno’s use of the overnight delivery service was an effective form of acceptance.
d. A contract was formed on February 18 regardless of when Harris actually received Fresno’s letter.

The correct answer is (b).
---------------------------------UNQUOTE----------------

 Counterofferとは、「Rejection+New offer」によって成り立つという一節が、私の日本語テキストには書いてあります。この点については、Wileyにも同旨の記述があります。
“Counteroffer is a rejection coupled with offeree making new offer.”

 しかし、上記問題文の状況では、「rejection」に相当する行為はありませんよね。。。counterofferって、rejectionとcoupled withじゃなくてもいいのかな?

 そこで、nn、考えを整理してみました。 でも、その前に・・・

**Disclaimer(免責事項)****************
・筆者はUSCPA試験について、まだ科目合格もしてません。本ブログは自分の理解を深める為の独り言であり、記述の正確性には責任を負いかねます。ごめんなさい。
*********************************

では、では。

 確かに、"counteroffer"を”rejection”と”coupled with”として「定義」してしまうと、”rejection”自体がlegal termであるため、本問題を考える際に、上記のような疑問に当然発展すると思います。

 しかし、Wileyその他等で”Counteroffer is a rejection coupled with offeree making new offer”といわれていのは、あくまで一般的な説明文であり、「六法全書の第何項に○○○とある」といったような明文的定義ではないようです。

 従って、offerをterminateした上で、それまでoffereeだった側が逆にnew offerを出し、それまでofferorだった側がacceptance かrejectionかをする権利をもつ、そんな立場の逆転を発生させる新しいofferを”counter” offer、というのだと思います。つまり、counterofferはnew offerの一種だと思います。

たとえば、Law school study guide/Contractsでは、下記のように説明されています。

---QUOTE---------------------------
Counteroffer

  A counteroffer is a communication by the offeree that proposes to add, subtract, or modify the terms of the offer. Thus, it is functionally equivalent to a rejection of the original offer and the creation of a new offer, which creates a new power of acceptance in the party that had been the offeror.

  An offeree need not intend for his or her communication to be a counteroffer; a communication by the offeree that purports to be an acceptance but adds, subtracts, or modifies the terms of the offer is a counteroffer.

 * The emphasis by bold text was made by nn
------------------UNQUOTE----

 普通はoffereeがofferorに有効に返事したら、それはacceptance 又は rejection のどちらかになってしまう。でも返事をするofferee側が、offerの消滅とnew offerの発信を同時に行うことで、これまでofferorだった側が、今度は逆にaccept 又はrejectionをできるようになってしまう。そんなoffereeの返事の発信のことをcounterofferと呼ぶのだと思います。
 
 そして、このとき、offerのterminationは必ずしも”rejection”でなくてもよいのではないかと思います。上記引用でも、“functionally equivalent to a rejection”となっております。ここでcounterofferに求められる”function”は、offerをterminateさせるrejectionの機能のことだと思いますので、他にoffer-terminationの機能を持つ行為、例えば、lapse of timeなどであっても代替になると思われます。

 従って、今回の問題も、上記「offerのterminationは必ずしも”rejection”でなくてもよいのではないか」論に照らし合わせて考えますと、

a・今回、”lapse of time”付きのF氏のお返事が、H氏のoriginal offerをterminateした。
b・更に、同時に「H氏に対して」New offerを提示している
c・結果として、これまでofferorだったH氏が逆にoffereeの立場になってしまった。
d. F氏のresponseは上記a~cを充たしたresponseになっているので、これはNew Offerであるが、中でもとくに、Counterofferに類するものになる。

となるのではないかと思いました。いかがでしょう?

*** おまけ ***

最後に、上記のおさらいを、ドラえもんとのび太の会話を見てみましょう
(大阪編)

☆『どら焼き、いくらで買う?』の巻

 
注:藤子・F・不二雄先生の作品に登場する実在の(?)ドラえもんとは一切関係ありません。

のび太
「このどら焼き、1個100円で売ったるで。買うか買わないか今すぐ決めて!」

ドラえもん
「そら高いわ。そんなんでは買わへんで。(=rejection)1個20円で買ったるわ(=new offer)」

のび太
「うーん、よっしゃ、20円で売った(=new offerへのacceptance)」

 ドラえもんの、「買ったるで」の一言。一見、どら焼きを売りたいのび太のofferに応えたかのようなので、acceptance?かとも思いますが、このoriginal offer「100円で」の申し出は、「そら高いわ。そんなんでは買わへんで」とrejectされてしまいました。この段階で、offerとrejectionのやりとりが1回終わっているので、まずはやり取りが終了。
 そして、この後に続く、「20円やったら、買ったるで」の返事は新しいofferになります。だからこそ、のび太に「よっしゃ、20円で売った」というacceptanceをする権利が発生します。
 ここで、offeror-offeree relationship between Nobita & Dora-emonが逆転したので、ドラえもんの、「そら高いわ。そんなんでは買わへんで。1個20円で買ったるわ。」というのは、単に新しいofferという以上に、counterofferになるといえると思います。
 では、上記で、ドラえもんの「そら高いわ。そんなんでは買わへんで。」のrejectionの台詞が無かったらどうなりますか?

のび太
「このどら焼き、1個100円で売ったるで。」

ドラえもん
「うーん、1個20円で買ったるで(=new offer)」

のび太
「うーん、よっしゃ、20円で売った(=new offerへのacceptance)」

 では、「100円で・・・」の当初のび太が出したofferはどうなったのでしょうか?nnは、どらえもんが出したnew offerによって、暗にrejectされたと考えます。つまり、ドラえもんはexplicitlyにはrejectionしていないが、「20円で」と言っている時点で、「100円で」というのび太のofferがimplicitly にrejectされている。つまり、ドラえもんのcounteroffer coupled with implied rejectionによってterminateされている、と考えます。

 最後に、rejection以外のoffer-terminationによってcounterofferが成される例。


のび太
「このどら焼き、1個100円で売ったるで。買うか買わないか今すぐ決めて!」

ドラえもん
「うーん、どうしよう。高いなぁ、ポケットには20円しかないなぁ。20円にまけってってのび太くんに頭を下げるのは悔しいし。。。どうする?タイムマシンにのって、こづかい日までさかのぼるか?いや、それより、もしもボックスで、、、うーん。。。」

ママ(1階から)
「のび太、早くお使いに行ってきてって言ってるでしょー!!」

のび太
「はーい。 もぅ!今すぐ決めて、っていったのに!もう行かなきゃ。Lapse of timeということで、この話は無かったことになるからね。プン!」

ドラえもん
「え、あぁ、そんな。。。今、20円の相談をしようと。。。。。あぁ、行っちゃった。。。」

--(のび太、お使いより戻る)----

のび太
「ただいまー、ドラえもん。」

ドラえもん
「さっきのどら焼き、1個20円で買ったるで(new offer)」

のび太
「えー!?ケチ。 でもいいよ、20円で。ドラえもん、どら焼きすきやもんなぁ。はい、どら焼き。(acceptance)」

ドラえもん
「あ、ありがとう~~(涙)」

ということで、、無事、売買は成立。lapse of timeによるoriginal offerがterminateされた後のこのドラえもんのnew offerも、同じどら焼きの売買をめぐる二人のofferorとoffereeの関係は逆転させたことに注目すると、やはりcounterofferと呼べるのだと思います。

このように考え、一連のドラえもんのnew offerは,これらの文脈においてはcounterofferになるとnnは考えます。

再度、注:藤子・F・不二雄先生の作品に登場する実在の(?)ドラえもんとは一切関係ありません。

                                  -了-
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by nn_77 | 2006-05-22 17:27 | >REG | Comments(2)

IRA控除 (REG)

前回の交流会で知り合ったCPA受験者の方と、REGのIRA控除についてメールでディスカッションをする機会がありました。
IRAというとIrish Republican Armyを連想される方のほうが多いと思いますが(笑)、こと、CPA受験者の間で、IRAというと、Individual Retirement Arrangementという、積立型の金融商品のことを指します。文字通り、個人が定年退職後、老後の積み立てとして、貯蓄していくためのもので、このIRAの年間積立額については、一定額まで税務上の所得控除が認められるんです。が、いくらまで認められるか、という部分のルールが、すこし覚えにくいせいもあり、今回のディスカッションにいたりました。以下、情報共有になればと思い、簡単にsummaryを記載します。「間違ってたらごめんなさい」的disclaimerをご理解の上、受験者の皆様の、暇つぶしのご鑑賞に役立てば幸いです。

(注:上記のIRAの後者のリンク、是非一度ご覧ください。かなり実務的な視点でのサイトですので、とてもIRAが身近に感じられると思います。IRA, 私のテキストではIndividual Retirement Accountとなっていたのですが、正しくは、Accountではなく、Arrangementだったんですね~。)

テキストの内容を2005年ベースの数字で大雑把にまとめると、

ケース①
原則、控除できるのは、Compensationと$4,000のうち少ないほう

ケース②
但し、会社の退職年金制度に加入していて、
一定のAGI(調整後所得額)を稼いでいれば、控除額は制限される。

【控除額がPhase out するAGIの範囲】
・Married filing jointly 70,000 – 80,000
・Single 50,000 – 60,000

最大控除額$4000について、AGI超過額が上記範囲のどれくらいを占めるかによって、phase-outしていく。

ケース③
自分は雇用主の退職年金の加入者ではないが、配偶者が加入者である場合、自分のIRAへの拠出額は、AGI超過額が$150,000から$160,000の範囲のどれくらいを閉めるかによってphase-outすることになる。

ということでした。これをどう理解するか? 僕は下記のように考えてみました。

【nnの考え方】
ケース①:
そもそも、IRA拠出額を一定金額までATL deductionできるのは、「救済措置」である

税務当局の声
「自分で老後のために積み立てするって、えらいなあ。よし、政府としても、納税者が政府保護に頼らず自立してくれるほうが助かるし、ここは、こうしたIRAの積み立てをするような真面目な納税者は助けてあげよう。」
・・・ということで、 ①の「Compensationと$4,000のうち少ないほうの金額は、ATL控除を認めてあげよう」ということになった。

ケース②:
しかし、その「救済措置」は、弱者の為だけにある。
 税務当局の声 「でも、ちゃんと就職できて、会社の退職金プランに入って、会社に面倒みてもらえるような納税者は、政府が助けなくてもいいはず。だから、それなりにAGI稼いでるようなやつは助けてあげない。」
・・・とういことで、②の「Married filing jointly なら、70,000 – 80,000の間で、Singleなら50,000 – 60,000の間で、ALT控除可能額(救済額)がphase-outしていく。

つまり、上記『①』、『②』 を対象者で整理すると、
「 "無職" or "雇用者がいい加減で退職年金制度がない" など、あくまでも100%自力で退職年金を積み立てないといけない納税者」→『①』
「ちゃんとしたとこに就職して、収入もあるし、会社の退職年金プランもきちんと整備されている納税者」→『②』

たぶん、ここまでは問題ないと思います。ディスカッションで問題になったのはここからです!ケース『②』とケース『③』の違い、関係がわかりづらい。どういうことなのか?ということでした。

結局、ディスカッションの結果、下記の通りになりました。

上記の『①』と『②』の中間層みたいな人たちが世の中にはいます。端的にいうと、例えば、主婦層ですね。

ここからの説明は、主婦と税務当局(IRS)とのバトルを小話にしてみました。なお、一部、固有名詞が登場いたしますが、本ストーリーはあくまでも架空の話であり、実在の人物、団体名とは一切関係がありませんので、あらかじめご了承ください。m(_ _)m


--------☆nn劇場 もの言う妻たち---------


主婦
「わたし、パート。だから、私だって、老後が心配なのに、『雇用者が整備してくれる退職年金制度』なんて無縁。だから、自力でIRA積み立てしていくし、政府も当然、phase-outのない『①』の援助してくれるわよね!」

税務当局の声
「けど、奥さん、ご主人はちゃんとしたとこにお勤めされてるし、ご主人は会社の退職年金プランに加入してるんですから、間接的には、その恩恵をうけてるでしょう?」

主婦
「じゃあ、私自身は『雇用者の退職年金プラン』なんか無縁なのに、それでも『②』並のあつかいになるわけ!? Phase-outを意識して、AGIを低く抑えるように勤務時間を少なくしないといけないの?そうやって頑張って、結局、熟年離婚になって、夫と別れたら、どうしろっていうの?」

税務当局の声
「うーん、確かにそれはそれで配慮がたりないといわれてもしかたがないですね。。。納税者の自助努力を促す一方で、所得を減らせというのでは本末転倒ですしね。熟年離婚しても、alimony(慰謝料)がきちんともらえるかどうか、わかりませんものね。一応、Alimonyを回収するための裁判費用はAGIの2%を超過した額についてはitemized控除を認めておりますが、、、しかし、いずれにせよ、このIRA制度、ケース『①』とケース『②』だけでは、確かに不親切ですよね。では、これでどうでしょう?奥さんについては、IRA控除額のphase-outを計算する際のAGIの範囲額を$150,000-160,000にします。つまり、$150,000 (日本円で18百万円くらい)を超えるくらい奥さんが稼がれるんであれば、そうした高額所得者を政府としてもさすがに援助はしかねますが、収入がそれ未満であれば、奥さんのIRAへの積立金も$4,000までは全額ATL控除を認めて差し上げます。これをケース『③』としましょう」

主婦
「うん、ケース『③』ね。それならいいわ。私のような、普通の主婦の場合は、実質、全額控除がみとめられるのね。ま、政府さんとしても、立場上、『雇用者の退職年金プラン』に入っているケース『①』の人とそうでない人とで、一応なんらかの区別をしとかないと、納税者に説明がつかないものね。」

神沼恵美子さん(突然割り込んできて)
「ほな、私もそのケース『③』でいけるでしょ!ね、ね。ウチ、旦那はサラリーマンで会社の退職年金プランに加入してるけど、妻の私自身はタレントでそんな保障ぜんぜんないんやから!」

税務当局の声
「ええ、ケース『③』ですね。でも、神沼さんの場合、大変お稼ぎになってらっしゃいますから、ケース『③』でもfull-phase-outしてしまうんで、結局、IRA拠出金のATL控除は全く認められませんけどね。。。」

神沼さん
「ふん、いいわよ!ケチ

、、、と、だいたいこんな感じです。また、もし、吉本興業がタレントさん向けの退職年金プランをもっているとすれば、神沼さんはケース『②』にあてはまってしまい、TV出演1回分のギャラくらいで(?)、あえなくfull-phaseoutしてしまうことになります。
-------------------------------------------------(完)---

なお、一部、固有名詞が登場いたしましたが、本ストーリーはあくまでも架空の話であり、実在の人物、団体名とは一切関係がありませんので、あらかじめご了承ください。m(_ _)m

追記:
Sさん、上記を考える上でいろいろご意見をいただき有難うございました!そして、Sさんも22日にREGの試験に出発されるとの事。ご健闘をお祈りしています。あの日、定例会で会った他の皆様たちと一緒に、日本から(ヒトミさんは現在現地で奮闘中ですが)、Sさんの勝利を念じています。ネン、ネン!
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by nn_77 | 2006-05-19 10:10 | >REG | Comments(0)
先日の記事、Inventory Turnover vs Inventory Conversion Period に好意的なご意見を頂き、とても嬉しく思いました。皆さんコメントありがとうございました。普段、助けていただいてばーっかりのnnですが、少しでも誰かの役にたてたのだとしたら、、、嬉しいです!

昨日、BECの模試を受けたので、間違ったところ、忘れていることを1日復習してました。今日はそんな中から、管理会計のCVP分析を取り上げたいと思います。

CVP分析、いわゆる損益分岐点の計算です。「損益分岐点を考えて」なんていうとなんだかカッコいい気がして、若い頃から職場で口にしたりしていましたが、その会計的意味合いは、CPAの勉強を始めるまで知りませんでした。恥ずかしい!(若気の至り?)

収益と費用が均衡する点が損益分岐点、ということなのですが、CPA試験はもう少し詳しく聞いてくるので、もう少しテクニカルな理解が必要です。

今回の単元の登場人物は、以下の5人(?)です。

Sales・・・売り上げ
Variable Cost (VC)・・・変動費
Fixed Cost (FC)・・・固定費
Net Income (NI)・・・純利益
Contribution Margine (CM)・・・貢献利益

この5人の関係が今ひとつ腹に入りづらいのがこの分野の難点ではないでしょうか?そして、CMという新キャラの存在が余計に悩ましいですね。

基本は、
Sales = (VC + FC ) + NI です。
ここまでは、名前のまんまの関係なのでわりと理解しやすいです。

次にテキストでは、
CM = Sales - VC と説明されます。

ここを機械的暗記で済ませたせいで、私は、後々大変苦労しました。
今回の記事の目標は、「CM = Sales - VC」の本当の意味合いを考えることです。

NIは純「利益」です。そして、CMも貢献「利益」。この「利益」の違いは何でしょうか?

冒頭で紹介した基本公式を移項(←十数年ぶりに使う単語だ!)すると、
NI = Sales -(VC + FC )
つまり、売り上げから(費用)を引いたのが純利益なんですね。

「あたりまえやん!」と思われるかもしれませんが、実はこの「利益」感は、経営者の感覚からすると、少し違ってくるんです。 例えば、和菓子屋さん。あんこや卵の購入費はVCです。繁盛してSalesが伸びると、これに併せて直接材料費である卵やあんこのVCもかさんでくるからです。店頭で、お饅頭がどんどん売れていく様子をみて、和菓子屋の大将は頭のなかでソロバンをはじいてます。「よっしゃー、今期は売れ行き好調やな。朝からもう100箱も売れたで。1箱3000円やろ。ほんで、1箱あたり、あんこ代が500円、卵代が400円、あと砂糖代が、まあ、700円くらいやから、合計で1600円やわな。ほな、1箱売れば、差し引き1400円儲かるわけやから、これが100箱売れたとして・・・」という感じですね。
でも、この大将、お店の賃借料とか、設備の減価償却費とかって勘案してませんよね。こういう費用=FCというのは、毎月、定額が消えていくものなので、「いくら売れたら、いくら儲かる」を考えるときには、経営心理的には勘案されにくいんです。Absorption Costing vs Variable Costingの単元で、Variable Costing では(GAAPに反するにも関わらず!)Fixed OHをCGS(販売原価)に含めずにPeriod Costとしたのと同じ感じです。そして、利益に対するこうした感覚こそがCMの正体なんです。

「いくら売れたら、いくら儲かる」的利益 = 売り上げ - VC(あんこ、卵、砂糖・・・)
  ↓
CM = Sales - VC

上記の理解をふまえ、このブログでは、いまからしばらくの間、CMを「儲け」と訳していきます。(これに対してNIを「利益」としましょう。)


さて、ここで、あの、悩ましいグラフを見てみましょう。
(私の汚い字でごめんなさい)
a0050593_22223068.jpg

何度もテキストで復習したグラフですね。そして私は何度も忘れてしまうのです(涙)

先の文脈を心に留めて、このグラフをもう一度見てみます。①、②、③の各ポイントが、どんな状況なのか考えて見ます。


①・・・ 店頭のお菓子が売れて(Sales)、これが、あんこ代(VC)を上回っているので、「儲け(CM)」はあるんですが、この「儲け(CM)」ではまだ、賃貸料(FC)は払えないのです。もっと、もっと売って、販売個数を増やし、せめて、「儲け(CM)」で賃貸料(FC)は払えるようにしないといけません!

②・・・販売個数が①よりも増えて、ついに、「儲け(CM)」が賃貸料(FC)と同じ額にまでなりました。これでようやくトントンです。(ここが損益分岐点ですね!)これより1箱でも多く売れると、今度は、ホントに「利益」が出てくるわけです。

③・・・販売個数が②よりも増えて、ついに「利益(NI)」が発生しました。よかった!
   ちなみに、この③の時点での売上高と②の時点での売上高との差額が
   Margine of Safetyです。

だから、和菓子屋の大将(経営者)の売り上げ目標は、先ずは、②の「儲け(CM)で賃貸料(FC)が払えるだけの売り上げを上げること(=損益分岐点売上高)」が、第一の目標で、最低限それをクリアしたら、今度は、③の「Margine of Safetyをどんどん伸ばして利益(NI)を増やすぞ」となるわけです。

因みに、1箱あたりいくらの「儲け(CM)」になるかを計算したものがUnit Contribution Margineです。冒頭で和菓子屋の大将が「・・・1箱売れば、差し引き1400円儲かるわけやから・・・」と言っていたやつです。仮に、店の賃貸料(FC)が140万円だとしたら、1000個売れば、この賃貸料が払えるわけですね。頑張れ大将!そして、これが、Units to Breakevenの話です。
a0050593_22225222.jpg

いかがでしたでしょうか?これが損益分岐点の計算の導入部分だと思います。私自身、これまで勉強してきて、FARやREGの会計知識がいわゆる会計士さん、税理士さんら専門家のフィールドである一方、管理会計の「視点」はかなり経営者よりだと思いました。(それゆえ時にはGAAPすら逸脱してしまう。。。)

上記に書いてきた一連の内容は、テキストや講義で「なるほどね」と理解できる人たちにとっては当たり前なのかもしれませんが、私自身はこの分野に随分苦しめられ、ここまで理解するのに長い歳月(?)を要しました(涙) いろいろ問題をこなして「わからん~、わからん~」と悩んで、いろんな「なんでやねん」を経て、上記のような小話を思いつくことで、ようやく理解できたかな~という感じです。

今日も長い投稿になりました。最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
m(_ _)m

さて、今から、チョ~っとだけ休憩して、次は、税法(Corporation, S-Corp, P/S)の復習をします。今日の深夜or明日にはREGの模試に当たって砕けようと思います!!
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by nn_77 | 2006-05-07 22:14 | >BEC | Comments(8)
Inventory Turnover
= CGS ÷ Average Inventory

Inventory Conversion Period
= Average Inventory ÷ Sales Per Day

予備校のテキストだと、
Inventory Turnover=棚卸資産回転率、
Inventory Conversion Period=棚卸資産回転日数

ちょっとややこしいですね。

Inventory Turnoverは、文字通り回転率。普段、日本語でもよく使ったりします。

A君「昼飯、あの、ラーメン屋で食って、ゆっくりしよっか?」
B君「あかんあかん。あの店、人気店で行列やし、店のオヤジも回転率上げようとして、食べ終わった客をさっさと追い出すねん。ゆっくりしてられへんで。」

つまり、例えば、4人がけのテーブルが5つ置いてある、MAX20人座れる店だったら、1日2回転すると40人、3回転すると60人、となっていきます。当然、1日に出来るだけ多くのお客さんに食べてもらったほうが、売り上げは上るわけですから、お店はこの回転率を上げようとします。回れば回るほどいいわけです。
さて、棚卸資産も同じです。棚卸資産も同じ、回れば回るほど、どんどん売れている証拠なので、沢山まわればいいわけです。さらに、Inventoryは、回らずに滞留してしまうと、腐ったり、陳腐化したり、するので、はやくまわさないといけないわけです。ハンバーガー屋さんなんかも、自分の店がどれくらい「回転」させられるか、を考えて仕入れしないと、夜、裏のゴミ箱に沢山ハンバーガーを捨てないといけなくなってしまいます。もったいないですね。
携帯電話なんか、半年毎に新モデルがでますので、携帯電話販売会社などは、どれだけ仕入れるか、を考えるときに、自社の販売チャネルなら何回転させられるかを考えて仕入れしないと、不良在庫を抱えてしまいます。難しいですね。

 では、この回転率、どうやって計算しましょう。
先のラーメン屋の例で考えて見ますと、ぱっと思いつくのは、

「1日にさばいたのお客さんの人数」÷ 20(4人掛けのテーブル×5つ)

ですね。でも、お客さんは2人連れだったり、3人連れだったり、いろいろなので、つねに4人がけのテーブルが全部埋まっているわけではありません。お店にすると、1回転=20人さばく、とはならないんですね。1回転=18人だったり、「お客さん、ちょっと詰めてすわってもらってもええかな?」なんてしまくったら1回転=24人だったり。お店をうめてる客の数は、常に「20」ではなく、動いてるんですね。

これを勘案して、上記の式を修正すると、

「1日にさばいたのお客さんの人数」÷ 「店にいるお客さんの平均人数」

となります。

Inventory Turnover
= CGS (1年間でさばいた在庫)÷ Average Inventory(お店にある平均的な在庫数)

似てますね。だから、Inventory Turnoverの数値は、5とか、10とか、0.8と業種によっていろいろでしょうが、その単位は「回転」です。5回転、とか10回転、とか。。。

次に、Inventory Conversion Period。
Inventory Conversion Periodを棚卸資産回転日数と覚えると、さっきのInventory Turnover(棚卸資産回転率)とまぎらわしいですね。Conversionという単語が和訳に反映されていないからです。(他の予備校はもっと分かりやすい訳がついてるのかな?)
Inventory Conversion Period、棚卸資産が「現金」に化ける(convert)するのに何日かかるか?という視点の指標です。(How long does it take for Inventory to “convert” into Cash?)

Aさんは、事業をするのに、お金を払って仕入れをします。仕入れたものを、仕入れ値より高い値段で売って、利益を得ます。でも、仕入れが先になるので、元手が要りますね。元手が無いので、借金をすることにします。

金貸し(Creditor)
「ほな、100万貸しまひょ。これで仕入れできまんな?で、いつになったら返せるんでっか?」

Aさん(Debter)
「ええーっと、、、この100万円もって、今からすぐ、Inventoryを仕入れにいってきます。で、明日から売り始めて、、、1日2個売れたとして、、、1個5千円やから、1日で1万は入ってきます。。。3ヶ月後くらいには全部売れるはずですから、それまでにはお返しできると。。。」

金貸し
「3ヶ月?! そんな眠たいこというとったらあきませんで。ウチの利息は10日で1割でっせ、はらえまんのか!?」

上記のような利息制限法を無視するような業者には要注意です!(というか、もう、出資法違反ですね。この例は。)

が、今は、そういうことが言いたかったのではなくて(笑)、仕入しても、それが現金化するまでには日数がかかるし、日数がかかるということは、なんらかのコストがかかってくるので、その日数は短いほうがよいということです。
でもその日数、どうやって数えましょうか?

上記の例では、100万円の仕入れについて、1日2個で売っていくとのことなので、

100万円÷1万円(2個分の売上金額)=100日、つまり3ヶ月チョット。
  ↓
1回の仕入れで抱える在庫の額 ÷ 1日に売れる額(1日に現金化する金額)

ですね。でも、商売として継続してやっていくなら(going concern; 笑)、今後も仕入れはばらばらと続きますよね。来月は50万円分だったり、その翌月は80万円分だったり。なので、年間ベースで考えるときは、年間の在庫の平均値を分子に使います。つまり、Average Inventory。


まとめ


Average Inventory ÷ Sales Per Day
=その会社が、在庫を現金化するのに待たなければならない日数
=Inventory Conversion Period (単位:日)

= CGS ÷ Average Inventory
= その会社が、年間にどれくらい在庫を回転させているか
=Inventory Turnover (単位:回転)


・・・長々書いて遊んでしまった。。。結局この「まとめ」だけでよかったような(涙)
日本語はスラスラ書けるので、ついつい長くなってだめですね。やっぱ英語で書いて、ブログ時間を制限しなければ!!
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by nn_77 | 2006-05-02 08:40 | >BEC | Comments(10)