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【Q&A】 FARの質問回答

I said I got a couple of quesitons regarding USCPA exam topics and answered them.
Whenever I respond to those questions, I always ask for permission to put our communication on my blog so that possible incorrect answeres could be pointed out by the readers.
I got a permission from T-san for putting our communication here on my blog, which is put below.

---------Message from T-san

nnさん、

あけまして、おめでとうございます!
昨年はFARに関しての質問に快く答えていただき、ありがとうございました。
今年もよろしくお願いいたします。
(なるべく自力で解いていきたいとは思っていますが^^;)

さっそくですが、わかれば教えていただきたいことがあります。

① 社債のSRがMRより高いのに、発行価格がディスカウントになるという事はありえますか?
SR6%で年2回の利払いで10年なら、使う係数は「3%の20回」というものですか?
問題自体がわからないので、このような質問となってしまいましたが、ありえるんでしょうか?無いですよね??

② (1)available-for-sale securitiesと(2)trading securitiesの期末評価替えについて
評価替えの際、増減額を(1)は unrealized gain/lossで計上するのに、
(2)はrealized gain/lossで計上するのはなぜですか?(2)はまだ売却したわけでなく利益が実現したわけじゃないのに。この質問自体があっているのか、微妙なんですが・・^^;
下記は現在のところの私の理解です↓
(1)はunrealized gain/lossをnet incomeに反映させず、B/S(OCI→AOCI)に計上
(2)はrealized gain/lossをnet incomeに反映させる
仮に、(1)を翌期に売却することになり、gain/lossが出る場合、前期計上したunrealized gain/lossを相殺してrealized gain/loss を計上。
(2)の場合は前期末に評価替えした有価証券と売却価額の差額が realized gain/lossとなる。

③先日、EPSに関して質問させていただきましたが、変換社債や変換PSなどがある場合、diluted EPSの計算をすると思いますが、計算してbasic EPSの方が少ない事ってありえますか?

④Tax liability とTax expenseの違い。(このblogのQ&Aに税効果会計の問題解説にあった「ポイント」です)最近、税効果会計の問題をやればやるほど、よくわからなくなってきてます。
anjoのMC程度ですと機械的に回答できますが、MCや模試での応用?となるとよく理解していない事に気づきました。簡単にで良いので教えて下さい。簡単にはいかないかもしれませんが^^;




こんにちわ、nnです。下記、私の考えを列挙してみました。
参考になりましたら幸いです。


① 社債のSRがMRより高いのに、発行価格がディスカウントになるという事はありえますか?

USCPA試験の問題にはしづらいかもしれませんが、ありえるかもしれませんね。
普通は、SRがMRより高いと、その分、社債は魅力的になり、投資家の買いが集まって、結果、値段が高くなり、プレミアムがつき、その分、投資家にとっては利回りが下がり、最終、利回りはMRに収斂する、という流れです。しかし、社債が魅力的かどうかは、SRだけで決まるのではなく、社債発行者の業績や、マーケット環境など、いろいろな要因できまります。社債ではありませんが、サブプライムローン関連証券が良い例ですね。いくら表面利回りが高くても、もう、評価下がりまくりですよね。満期にちゃんと元利金を回収できないリスクが高いので、超ディスカウントですよね。社債だって、発行企業の信用が著しく低ければ、たとえSR > MRでも、ディスカウント発行になることはありえるかもしれませんよね。


SR6%で年2回の利払いで10年なら、使う係数は「3%の20回」というものですか?問題自体がわからないので、このような質問となってしまいましたが、ありえるんでしょうか?無いですよね??

これはまた別の話題でしょうか?上記は、問題次第ではFARで良く見る形です。

例)元本=100万円
・6%、年2回利払、10年
→100万円の6%は6万円、これを10年間に10回行う。
→実際は年2回支払ということは、半年に3万円ずつ払う。これを10年間続ける。
→つまり、3万円ずつの支払を10年間に20回行う。
→3万円は100万円の3%
→つまり、3%の20回


--- ② (1)available-for-sale securitiesと(2)trading securitiesの期末評価替えについて
評価替えの際、増減額を(1)は unrealized gain/lossで計上するのに、(2)はrealized
gain/lossで計上するのはなぜですか?(2)はまだ売却したわけでなく利益が実現したわけじゃないのに。
この質問自体があっているのか、微妙なんですが・・^^;

下記は現在のところの私の理解です↓
(1)はunrealized gain/lossをnet incomeに反映させず、B/S(OCI→AOCI)に計上
(2)はrealized gain/lossをnet incomeに反映させる
仮に、(1)を翌期に売却することになり、gain/lossが出る場合、前期計上したunrealized gain/lossを相殺してrealized gain/loss を計上。
(2)の場合は前期末に評価替えした有価証券と売却価額の差額が realized gain/lossとなる。

上記の理解は基本的に正しいと思いますよ。ただ、(2)は、unrealized gain/lossをnet incomeに反映させる、だと思いますが。。。
Trading Securitiesは機関投資家などが短期の売買目的で保有、つまり、今期のNet
Incomeを上げるために、安く仕入れて、高く売る、みたいな証券です。つまり、卸売業でいえば仕入在庫みたいなものです。在庫は、LCMで時価と簿価を照らし合わせて、評価損があればIncome Statement上に反映されましたよね。売買目的有価証券も、その期に売買して儲けることが目的なのですから、その期に帰属する損益を計算する上で、仕入在庫の評価損は、その期のNet Incomeを計算する上で勘案しよう、という考え方だと思います。

一方、その他有価証券は、その期に売買差益で儲けることが目的ではないので、時価評価して損益があっても、その期のNet Incomeを計算する上では勘案しません。中長期で保有していれば、時価が上がることも下がることもあるので、都度Net Incomeに反映させるほうがmisleadingだともいえるかもしれません。数年間で評価損がでる期もあれば、評価益がでる期もある、そんな通年のブレをAOCIで吸収しようというわけです。他にAOCIに計上される項目も、同じような主旨っぽいですよね。


③先日、EPSに関して質問がありましたが、変換社債や変換PSなどがある場合、diluted EPSの計算をすると思いますが、計算してbasic EPSの方が少ない事ってありえますか?

ありえますよ。お手元の教材のDEPSのところにも、「DEPSの報告を行うのは、BEPS>DEPSとなり、潜在株式に希薄性があると認められる場合のみ」という表現がどこかにあるはずです。計算してみて、BEPS<DEPSの場合は、BEPSの報告しか行いません。


④Tax liability とTax
expenseの違い。(このblogのQ&Aに税効果会計の問題解説にあった「ポイント」です)最近、税効果会計の問題をやればやるほど、よくわからなくなってきてます。anjoのMC程度ですと機械的に回答できますが、MCや模試での応用?となるとよく理解していない事に気づきました。簡単にで良いので教えて下さい。簡単にはいかないかもしれませんが^^;

Tax liability = Tax Payable、これは税務署に支払う必要のある金額で、B/Sの負債項目です。一方、Tax Expenseは会計上その期に属する税務費用で、Income Statement上の項目です。Temporary Differenceが一切なければ、Tax Expense = Tax Liabilityですが、実際はTemporary Differenceがあるので、両者に差異が生じます。この差異のうち、借方の差異をDTAで、貸方の差異をDTLで調整しているわけです。あと、USCPA試験問題では、Current Tax Expense とDeferred Tax Expenseを併せてTax Expenseと称する問題もあるので気をつけて下さい。

下記で仕訳もしながら解説しておりますので、参考になれば幸いです。
http://nn77.exblog.jp/d2007-11-20

以上です。参考になりましたら幸いです。
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by nn_77 | 2008-01-03 21:17 | >FARE | Comments(0)

今日も、ご質問をemailで頂戴しましたので、下記の通り、nn的解法案と共に、問題を皆さんと共有させていただければと思います。

今日まとめてみた分野は、少しややこしいけど、基本中の基本です。
公式の丸暗記に頼ると、すぐ忘れるし、類似の公式と紛らわしくなるし、応用問題がでると凹む分野です。しかし、ひとたび理解して腹に入ると、公式の暗記も超スムーズになる分野です(東京に来て、今、初めて「超」を使ってしまいました;汗 “めっちゃ”という意味です;笑)

その分野とは、ずばり、DEPS!

前置きが長くなりましたが、下記が頂戴したメールの抜粋です。

--- Question from T-san ------------------------------------
今回はdiluted earnings per shareの問題についてわからないことがあり
メールをさせていただきました。おわかりになれば教えて下さい。

問題
A company reports net income of $500,000 and pays its preferred stockholders cash dividends of $60,000. There are 100,000 shares of common stock outstanding so that the basic earnings per share to be reported $4.40 ($500,000 minus $60,000 equals $440,000 divided by 100,000 shares). The company also has 10,000 bonds outstanding. Each bond can be converted into two shares of common stock. If the company has a tax rate of 30 percent, what should be reported as its diluted earnings per share for the period? (round to the nearest penny)
a, $3.08
b, $3.26
c, $4.08
d, $4.25

答え: c

解説では(500,000-60,000+70,000-21,000)÷120,000株=4.08 となっています。
なぜ「-60000」があるのですか?
converted bond での希薄化は”If converted”methodで計算すると認識しています。転換後の普通株式数と社債に対する利息が無くなる。
{NI + interest exp.(net of tax) }÷{weighted-average of CS outstanding + shares issued upon conversion of preferred &conversion of bonds}
(500,000+70,000-21,000)÷120,000株 じゃないのですか?
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Diluted Earnings Per Share(希薄化後一株当たり利益)に関するご質問です。
ご質問のポイントは、$60,000のpreferred stockholders cash dividends(優先株式への現金配当)を分子の減算項目として勘案するか、しないか?ということです。

EPSもDEPSも基本的な考え方は同じですので、自分自身の復習も含めて、どうしてそもそもEPSの計算においてpreferred stock dividendsを分子の減算項目にしたのか、確認してみましょう。
基本的一株当り利益(EPS)の計算は下記の通りです。

Basic EPS= (Net Income – Preferred Dividends) / Weighted Average Number of Common Shares Outstanding

これは、普通株式(Common Shares Outstanding)を保有する投資家が、「自分が持っているこの株、一株あたりどれだけの利益を生んでいるんだろう?」と考えるときの目安です。
単純に考えると、

Basic EPS= Net Income / Weighted Average Number of Common Shares Outstanding

となりそうです。
しかし、この分子のNet Incomeからは、普通株主への配当をする前に、まず先に、優先的に、優先株主への配当(Preferred Dividends)が支払われます。これは、普通株主からすれば、企業のNet Incomeから天引きされるというか、とにかく、自分の手元にはまわってこない利益の部分です。だから、普通株主が「自分が持っているこの株、一株あたりどれだけの利益を生んでいるんだろう?」と考えるときには、計算に入れないんですね。
ということで、

Basic EPS= (Net Income – Preferred Dividends) / Weighted Average Number of Common Shares Outstanding

となるわけです。

これがEPSの計算において分子のNIからPreferred Dividendsを減算する理由であり、この考え方は、DEPSを考えるときも基本的には同じです。

さて、DEPSのケースを考えて見ましょう。

Diluted Earning Per Share(希薄化後一株あたり利益)を考えないといけない理由は、当該企業がConvertible Preferred Stock(転換優先株式)、Convertible Bond (転換社債), Stock Option(株式購入選択権), Warrants (新株引受権)なんかを発行しているときです。こういったものを発行していると、転換されたり権利行使されることによって、EPS計算の分母になる株式数が増えてしまい、そして、分母が増えるということは、一株あたりの計算上の利益は減ってしまう、つまり希薄化(dilute)してしまうわけです。

しかし、実際には、転換したり権利行使したりするかしないかは、まちまちなので、いちいち、「何%が転換されて、何%が転換されなくて、、、」なんて考えてられません。

ということで、「もし全ての転換○○が転換されたら」とか「もし、権利が全て行使されたら」と仮定して計算するのがDEPSです。

で、「もし全てのConvertible Preferred Stockが転換されたら」とか「もし全てのConvertible Bondが転換されたら」というのを考えるときに使うのが、if-converted methodなわけです。

ここで、転換を仮定する対象になるのがConvertible Preferred Stockなのか、Convertible Bondなのか、によって計算式が微妙に変わるので注意です。

では、まず Convertible Preferred Stock。これが全て転換されると、何が起こるかというと、次の2つです。

1:Common Stock Outstandingが増える(分母が増える)
  ⇒これがそもそもDEPSを考えはじめた理由

2:Preferred Dividend が無くなる
  ⇒全部転換されて、Preferred Stockが無くなったら、Preferred Dividendsは無くなる

ということで、このときのDEPSの計算は、次のようになります。

DEPS
=(Net Income – Preferred Dividends)
/ (Weighted Average Number of Common Shares Outstanding + Shares issued upon conversion of Preferred Stock)

赤字取り消し線の箇所にある、分子のPreferred Dividendsの減算項目が消えているのがお分かりでしょうか。

ところが、これがConvertible Bond だと、少し異なります。Convertible Bondが全て転換されるとどうなるかというと、

1:Common Stock Outstandingが増える(分母が増える)
  ⇒これがそもそもDEPSを考えはじめた理由

2:Interest Expense for Bond が無くなる
  ⇒全部転換されて、社債が無くなったら、支払利息は無くなる(負債→資本)

ということで、このときのDEPSの計算においては、「1」の分だけ分母を増やして、「2」の分だけ、分子のNet Incomeを増やしてやらないといけません。なぜなら、Net Incomeは、Bond Interest Expense差し引き後の数字だからです。Bond Interest Expenseが無くなったと仮定するなら、Net Incomeに足し返してやらないといけませんね。
ということで、計算式は次のようになります。

DEPS
=(Net Income – Preferred Dividends + Bond Interest Expense)
/ (Weighted Average Number of Common Shares Outstanding + Shares issued upon conversion of Convertible Bonds

上記二つのDEPSの共通点は、if-converted methodを用いて、「もし転換されたら?」を考えている点です。しかし、それがConvertible Preferred Stock なのか、Convertible Bondなのかで、違いがあることがわかると思います。この違いが、まさに今回頂いたご質問のポイントですね。

今回頂いたご質問の問題では、Preferred StockはConvertibleとはなっていませんConvertibleなのはBondだけです。なので、この問題において、普通株式を保有する投資家が、「自分が持っているこの株、一株あたりどれだけの利益を生んでいるんだろう?」と考えるとき、Convertible Bondについては「もし、これが全部転換されたらどんだけ希薄化するんだ?」を検討するわけですが、Preferred Stockについては、転換される可能性がないので、( Basic EPSを考えるときと同様に )Preferred Dividendを分子のNet Incomeから減算して考えるわけです。

いかがでしょうか?
実際の問題では、DEPSを計算させる問題で、当該企業がConvertible BondとConvertible Preferred Stockを両方持っている場合も出てきます。その場合は、上記の二つの式を組み合わせてればいいわけです。

DEPS
=(Net Income + Bond Interest Expense)
/ (Weighted Average Number of Common Shares Outstanding + Shares issued upon conversion of CPS & CB)

今回は触れませんでしたが、当該企業がStock Option(株式購入選択権)やWarrants (新株引受権)なんかを発行しているときは、上記とは少し違い、「もしこれらの権利が行使されたら、分母が何株増える(何株か増えるけど、対価として投資家から受け取るお金で買い戻せる株式数を勘案すると、差し引き、純増は何株)?」を考えるTreasury Stock Methodを用いるのでしたね。

さて、上記、いかがでしょうか?
私も久しぶりにDEPSを整理したので、受験勉強時代の参考書や手帳を見直して、自分自身復習しながら書いてみました。不足、不備などありましたら、ご指摘ください。
読者の皆様はどうか、Critical Viewをもってお読みいただければと思います。

さて、これから、少しデートに出かけて(笑)、

夜はまた、仕事の勉強にいそしみます(徹夜かも、涙)!
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by nn_77 | 2007-12-24 14:39 | >FARE | Comments(5)