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実効利息法で考える

国債など、債券について勉強すると、まず始めに出てくるのが、金利と価格の関係だ。金利が下がると債券の価格が上がり、金利が上がると価格が下がるという、あの話である。
社会人になったばかりのころは、この話が今ひとつ、腹に入っていなかった。当時は無理やり「低金利で他にいい投資先がないと、皆が国債を買いたいと思って殺到し、需要と供給の関係で価格が上がって、それだけ人気だから、発行者(資金調達者=国)が低いレートで提示できるのかな。。。」、などと勝手にシナリオを描いて自分を納得させていた。今、振り返ると、発行市場と流通市場、表面金利と実効金利をごちゃ混ぜにした、なんとも幼稚な考え方だ。

USCPAの勉強で実効利息法を学びて、この話も随分と見えてきた気がする。
世間一般の金利水準が下がる。

その前から流通市場に出回っている債券の表面金利は相対的に高くなる。

投資家が買う

買い注文が集まって、流通市場での値段が上がる。そのうちに額面より上がる←これが「プレミアム」

プレミアムを付けてでも買う理由。それは、その債券の表面金利が、市場一般より高いから。受け取ることのできる利息の額を考えれば、債券自体を額面以上の額で買っても、トータルでは元が取れる。

こうして、トータルで利回りを考えるのが実効利息の考え方

(表面金利)
利息÷額面

(実効金利)
利息÷(額面+プレミアム)

分母が大きい分、表面金利より実効金利の方が低い。しかし、元々、流通市場でこの債券を買う動機は、表面金利が市場一般の金利より高いから。だから、実効金利が表面金利より低くても、市場一般の金利より上であれば、投資価値はある。

ということで、投資家は買い続け、プレミアムも上がり続け、結果、実効金利は下がり続ける。どこまで続くのか?そう、実効金利が市場一般の金利まで下がるまでだろう。

市場一般の金利、といっても、その見方や指標は様々なので、投資家によって変わる。だから、プレミアムがある値段に達したらピタッと買いが止まる訳ではない。それ故に、日経新聞に出てる国債の流通利回り(実効レート)も毎日変わるのだろう。

米国公認会計士の勉強をして良かったと思うのは、こうやって、以前は見えていなかったり、誤解していたことが、少しずつクリアーになってきたことだ。
・・・なんて事を朝の通勤電車でぼんやり考えて、ケータイからブログに投稿してみました。
あ、会社に到着。
今日も一日、頑張っていこう!
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by nn_77 | 2007-09-06 08:57 | >FARE | Comments(10)