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タグ:同種資産の交換 ( 2 ) タグの人気記事

2009年2月8日の記事 『 【Q&A】 Like-kind Exchangeの考え方/解き方 』 について、誤記載の指摘コメントをokataku様より頂戴しました(7/11)。

okataku様、ご指摘ありがとうございました。

以下の通り対応をいたしましたので報告いたします。

【対応】
 7/14に当該記事について修正内容を点検の上、誤った個所を取消線で削除し、赤字で修正点を加筆いたしました。

【誤記載の原因/ポイント】
 Like-Kind ExchangeにおいてはBoot受領が伴う際にGainを計上するか否か、計上する場合はいくら課税所得として計上するか?、また、受領資産のBasisはいくらにする(受領資産と受領Bootの配分)のか?がポイントになります。そもそものGainの計算時、取得原価について、本来、手放す資産のAB:Adjsuted Basisをにいるところを、手放す資産のFMVで計算してしまったせいでGain/Lossの計算を誤ったものです。

↑ 記事を構成するLike Kind Exchangeの考え方のポイントについて、そのほかの部分は大丈夫だったようなので、取得原価の数字を変えて計算しなおすと、パズルのようにほかの部分もこれに応じて変わりながらも、最後の「旧資産の含み損が新資産の含み損に移転する」部分は保たれたのが興味深かったです。


当ブログの内容は(大変恥ずかしながら)こうした不備が含まれている可能性は多分にございますので、どうか、批判的にご覧頂けますようお願いいたします。受験生の皆様を意図的に混乱させるつもりはございません。

あくまでも自分自身の勉強メモ/記録としてブログに残し、また受験生の方からのご質問もEメールなどで相対でやりとりせずブログに残すことで、今回のように見識のある方からご指摘を頂くことで、より正しく/アップデートされた情報になるように、と考えております。

本質的にこうした限界を含む「危ない」nn的blogですが、引き続き、nnの勉強ノートとして、また、USCPA関係の情報交換の場として(最近は不定期ですが:涙)続けていければと思います。

どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

nn
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by nn_77 | 2009-07-14 05:36 | >REG | Comments(0)
前回は、FARの頻出トピックスのひとつ、Non-monetary exchangeをやりました
今回はREGのLike kind exchangeの話をします。どちらも、資産を交換する話で、単なる交換であればgainを認識しないけど、bootがからんでくると、一部、gainを認識する、というところまでは同じなので、混乱しやすい分野です。

ポイントは、①Gainの認識はどこまでするか?と、②受領した資産のAdjusted Basisはいくらか?という問題です。


【2009.7.14 訂正】***************************************************
本記事のコメント欄にokataku様からご指摘を頂いている通り、この後の掲載記事の内容に不備がございました。
Realized Gain/Lossの計算時に使用する取得原価に、本来は税務上の簿価であるAdjusted Basis(AB)を用いるべきところを、Fair Value(FB)を用いてしまったことによるものです。
取消線で削除して、赤字で修正追記いたします。
*****************************************************************



昨日のシナリオの続き、とうことで、下記の図6を見てみましょう。
a0050593_21535518.jpg


①Gainの認識はどこまでするか?

今、手元に旧機械をFMV100で保有しているとします。これは、当初購入したときは200を払って購入したので、税務上の簿価(AB: Adjusted Basis)は200です。この機械が何かの事情で今、500で売れるようなことがあれば、ABとの差額300(=500-200)が利益認識されるわけですが、実際はFMV100にまでなってしまい、100(=200-100)の含み損が生じている状態です。

さて、今回、この旧機械と引き換えに、新機械FMV90と現金30のセットを受領することになりました。単純な利益損失(gain realized=total gain)は20▲80です(= 30+90 -100-200)。昨日のFAR同様、まずは、この20▲80のうち、どれだけがGain/Loss recognized(=taxable)になるのかを考えます。

↑ 誤りです。考える必要はありません。Like-Kind Exchangeで損失の認識はしません。▲80についてはLossはRecognizeされません。ただし、将来、資産売却時に帳尻合わせができるように、この▲80を受領資産のBasisに加算します(←後述②参照)

さて、ここからが要注意!
昨日と違い、ここでは、「Gain realizedは原則全額Gain recognizedとして認識する。但し、Bootの額を上限とする」と考えます。
a0050593_21541720.jpg

上の図6で見てみましょう。Realized Gainは20です。一方で、受領した現金(Boot)は30です。20<30なので、Realized Gain の20はまるまる、課税対象としてRecognizeされることになります(Gain recognized)。

税務当局(IRS)の立場で考えると分かりやすいかもしれませんね。
IRS「同種資産を単に交換しただけで計算上gainが出たからと言って課税しては確かにかわいそうだ。その部分の納税をしようとしても、計算上利益がでているだけで、実際に現金が手元に入ったわけじゃないんだから、ひどい場合は交換で受領した資産を売却して現金化しないと納税ができない、といったことになってしまうだろう。でも、でもね。もし、現金(Boot)をもらっているなら、話は別だ。現金をもらっている部分は、そのまま納税できるでしょう?だから、計算上発生した利益のうち、現金で受け取っている額までは、課税させてもらうよ。」

どうでしょう、FARのNon-monetary exchangeと区別して理解できましたか?最終的に計上するgainの金額が変わってくるわけですね。


②受領した資産のAdjusted Basisはいくらか?

さて、税法の場合、もうひとつ、Basisというポイントがあります。受領した資産のABをどう認識するか?これもFARの受領した資産のBVの計算と区別して整理できていなければいけません。

さっきの図6をもう一度見てみましょう。
a0050593_21543930.jpg

Like-kind exchangeの場合、ABの計算は下記のようになります。

新しく受け入れる資産のAB
=「交換で引き渡す資産のAB」 +「Bootなどのせいで認識されるGain」
(従って、Gainが認識されない場合は、ABは変化せず)

図6の例だと、もともと、旧機械のABが200でした。今回、BootのせいでGainが20認識されています。GainもLossも認識されません。

したがって、

新しく受け入れる資産(現金+新機械)のAB=220 200
= 「旧機械のAB(200)」+「Booなどのせいで認識されるGain(20 0)」


この220 200をいかに「現金」と「新機械」に配分するかですが、これについては「まず、非同種資産にそのFMV分だけ配分し、最後に残ったbasisを同種資産に配分する」ということになっています。

従って、220 200のうち、まず、非同種資産である現金にそのFMV相当の30を配分し、残りの190 170を同種資産である「新機械」に配分します。

ここで、「よくできとるな~」と思うのは、旧機械で生じていた含み損▲100 ▲80 (AB200の資産が90+30=120とトレードされたことによる)が、見事に、資産交換後の新機械にも反映されていることです。(新機械のABは190 170、でもFMVは90、なので差額の▲100 ▲80が含み損)


え?たまたまじゃないかって? では、もう一例見てみましょう。
図7を用意しました。
a0050593_21545841.jpg

①Gainの認識はどこまでするか?

今、手元に旧機械をFMV100で保有しているとします。これも図6と同様、当初購入したときは200を払って購入したので、税務上の簿価(AB: Adjusted Basis)は200であり、今はFMV100なので、100(=200-100)の含み損が生じている状態です。

↑この記述がおかしいですね。売却"前"の旧資産のFMVという怪しげな(?)数字をもってきたのが失敗でした。あくまでも、含み損の計算は、実際に交換して受領する新資産のFMVの合計(含、Boot)と比較します。

したがって、旧資産AB:200-新資産FMV(110+10)=▲80となり、先の事例同様、損失が発生することになります。先ほどと同様、Like-Kind Exchangeで損失の認識はしません。したがって▲80についてもLossはRecognizeされません。ただし、将来、資産売却時に帳尻合わせができるように、この▲80を受領資産のBasisに加算します


さて、今回、この旧機械と引き換えに、新機械FMV110と現金10のセットを受領することになりました。単純な利益(gain realized=total gain)は20 0です(10+110 -100 -200 = ▲80、でも損失は認識しない

。まずは、この20のうち、どれだけがGain recognized(=taxable)になるのかを考えます。

あのルールを思い出して下さい。
「Gain realizedは原則全額Gain recognizedとして認識する。但し、Bootの額を上限とする」

従って、20の利益のうち、Gain recognizedとなるのは、現金で受領した10まで、ということになります。



②受領した資産のAdjusted Basisはいくらか?

今度はどうなるでしょう。まず、公式を確認

新しく受け入れる資産のAB
=「交換で引き渡す資産のAB」 +「Bootなどのせいで認識されるGain」

図7の例では、もともと、旧機械のABが200でした。今回、BootのせいでGainが20認識されています。したがって、

新しく受け入れる資産(現金+新機械)のAB=220 200
= 「旧機械のAB(200)」+「Booなどのせいで認識される(20 0)」

この220 200をいかに「現金」と「新機械」に配分するかですが、これについては「まず、非同種資産にそのFMV分だけ配分し、最後に残ったbasisを同種資産に配分する」ということになっています。

従って、220 200のうち、まず、非同種資産である現金にそのFMV相当の10を配分し、残りの210 190を同種資産である「新機械」に配分します。

さて、旧機械の含み損は▲100 ▲80でした。
今回はというと、新機械のABが210 190で、新機械のFMVが110だから、やはり、含み損は▲100 ▲80


以上、まとめると、ポイントは:

①税務上のGain recognizedの計上のルール
Gain realizedは原則全額Gain recognizedとして認識する。但し、Bootの額を上限とする

②受領した資産のAdjusted Basisの計算
 新しく受け入れる資産のAB
=「交換で引き渡す資産のAB」 +「Bootなどのせいで認識されるGain」
(従って、Gainが認識されない場合は、ABは変化せず)

③Gainが認識されるかどうかの判断は提供資産の”AB”合計と受領資産のFMV合計を比較する!

いかがでしょうか? 昨日のFARの記事と読み比べて頂き、論点を整理していただければと思います。

その他、FARのNon-monetary exchangeとREGのlike-kind exchangeの違いといえば、前者が、Lossを計上するのに対して、後者はLossを計上しません。保守主義の観点からLossの計上は見逃さないFARの世界と、徴税当局として損金算入(deduction)ともいえるLossの計上を認めないREGの世界がよく表れていますね。

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ふうー。受験の頃の記憶が風化しかけていた私にとってはヘビーなFARとREGの記事を2つ一気にアップしたので、少し疲れました (^_^;)

ノートPCを叩く私の膝の上では8か月の愛娘が「アー」とか「イー」とか唸っています。
さすがに、君も疲れたかな?パパの作業を邪魔しようと一生懸命だったものね(笑)

でも、久しぶりにUSCPA受験勉強のいい復習になりました。
勉強のチャンスをくださったyuwaさん、ありがとうございました!

ご成功、心よりお祈りしております!
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by nn_77 | 2009-02-08 16:29 | >REG | Comments(4)