人気ブログランキング |

2007年 09月 20日 ( 1 )

BONDのDiscount の正体続編

Nihao KT さん、昨日の記事へ、コメントありがとうございました。

昨日の件、nn的解釈は、下記の通りです。

まず、4500。これは、クーポンレート(表面利率)にもとづいた利息、つまり、満期まで保有したらもらえる利息、その一部です。(April 1, 20x1までの部分)

この利息は日が経つにつれてじわじわ発生しますが、この利息を受け取ることができるのは、満期の時点でその債券を持っている人です。債券は、一旦発行されたら、その後、満期を待たずに自由に売買されます。逆にいえば、満期の前日にある債券を購入しても、翌日満期になったら、発行されてからの全期間に対応する利息が払われます。でも、こんなの、1日しか債券もってないのに全期間の利息もらえたらズルですね。前日まで我慢強く債券持ってた人が前日に売っちゃったばかりに、利息を一円も貰えないなんて、おかしい!というわけです。これでは、最後の日に債券買った人が一番得しゃいまね。フルの期間の利息もらえちゃうんだから。なので、途中で債券買う人は、自分が将来、満期にもらうはずの(表面利率にもとづいた)利息のうち、途中の売買日までに発生した(と考えられる)利息を、途中で売った売り主に払います。これで途中に売った売り主はそれまでの期間の利息を手に入れることができるし、途中で買った方も、満期に発行者からもらうフル期間相当の利息から、中途売買日に払った利息を差し引いたら、中途購入日「以降」の利息だけを手に入れる計算になりますね。

これがNihao KT さんのおっしゃる「Issuer側が利払い手続きをし易くするために」発生する仮払い部分であり、本問でいうところの4500です。

なので、この4500は、上記の利息調整のための支払いに相当する部分であり、今、債券の「Discount」を考える上では、無視します。DiscountやPremiumは、当該債券を(中途売買するが故に支払う利息調整の金額とは別に)額面対比どれだけ「高く/安く」買えたかを示す額だからです。満期に額面の現金が貰えることを考えると、安く買えたら得だし、高く買ったら損です。

さて、本問では額面200,000の債券を安く194,000で買って6,000の得をしました。この得は一気にI/Sで利益認識せず、SL法なり、実効利益法なりで、徐々に認識していきます。(これがnnがいってた、利息のように徐々に、の意味)こうして認識する利益が、一方では、その相手科目としてBS上のInvestmentへの加算額になるわけです。

nn的には、上記理解です。

おっと、飲み会帰りの駅で携帯からの投稿でしたが、電車が来ちゃいました。

では、また!

-----------------------------------------------------------------------------
上記で「満期の前日にある債券を購入しても、翌日満期になったら、発行されてからの全期間に対応する利息が払われます。」と書きましたが、実際には、期中に、ちょこちょこと利息の支払いがなされるタイプの債券もありますので、そうした債券を中途で購入した際に払うaccrued interestは、直近の利払い日から、中途購入日までの間の利息、になります。
↑ このタイプの問題も、USCPA試験のMCでありましたよね。
by nn_77 | 2007-09-20 00:03 | >FARE