USCPAって取って役に立つ資格なのか?
2008年 03月 11日
今、高度な仕事が求められる環境の中でなんとかギリギリ生き延びていられるのも、USCPAで学んだ知識のお陰、と思うことが最近多いです。単に英語ができます、というだけではこうは行かなかったでしょう。あいつは英語できるらしいけど、肝心の仕事がね・・・と言われるのがオチだったはず。
USCPAって、よく、簿記1級くらい(or less than that)と言われます。確かに、日本のでは、それくらい(or less)でしょう。簿記1級ほど仕訳は細かくありませんし、基本的な事柄が多いです。でも、JGAAPとは異なるリース会計や合併会計の勉強が簡単にできたのはUSCPAのお陰かもしれません。
あと、簿記1級だとまさに財務会計・管理会計、の世界ですが、USCPAだとBusiness Law、Finance、Auditについても勉強することができます。これらの見識は非常に役立っています。そういう意味では数ある「~士」の資格の中でも、Generalな知識を身につけることができる資格だと思います。そして、Generalゆえ、汎用性が高い、というか、いろんな場面で知識を応用することができると思います。ま、裏を返せば、各分野における「専門性」はさほど高くないかもしれません。
USCPAって取って役に立つ資格なのか?と良く問われる資格ですが、受験で学ぶ知識のひとつひとつ実用性は幅広いと思います。また、いずれの科目の知識も、日本のルールに援用して当てはめて考えることのできるルールも多いです。ただ、「資格を持っていること」自体が評価されるとは思えません(名刺に載せると話題にはなりますが。。。)
なので、これからも、学んだことが忘却のかなたに飛んでいかないように、折に触れて復習していきたいと思います。