反省
2006年 09月 19日
今、Ethics、つまり(職業)倫理の勉強をしている。通信教育のように、テキストを購入し、一通り読み終えたら、巻末の問題を解いて、回答をインターネットで送信、90%以上取得すると、晴れてCertificateを取得することが出来る。
本が届いて、約1週間、毎朝と毎晩の通勤電車で読み進め、ついにあとわずかとなった。
今日の、帰りの電車で終に最終章に到達。内容はProfessional Conductの文脈におけるIntegrity と Objectivity。
テキスト曰く、
Integrity: Honest, Candid, Does the right thing, Acts in good faith.
Objectivity: impartical, intellectually honest, and free of conflicts of interest.
・・・ う~む。 高潔だ。そして、このテキストは、ところどころシミュレーション形式になっているので、RPGのように入り込んで、その中で「あなたは?」という風に問われてしまう。
電車の中で、ふと自問し、つい、普段の職場での自分の仕事ぶりを振り返ってしまった。そして、自己嫌悪。。。 (もともと、最近自分の仕事振りにすこし自己嫌悪中だったので拍車がかかった。)
もちろん、決してunethicalなことはしていない(つもりだ)が、何と言うか、仕事をうまく流している気がする。よく言えば滞留せぬよう効率よくさばいているのだが、今ひとつ、関係者に対して親身に対応していなかったり、問題の核心に深入りせず、「着地点」への軟着陸を意識した案件の進め方をしている。自分の職責の範囲をガチッと固めて、終わり。。。 でも、これじゃ、いけない。
入社3年目くらいのときは、いろんな案件が四方八方からやってきて、いつもボコボコだった。自分の仕事、そうでない事、人に任せるべきこと、そうでない事の区別がつかず、案件と指示の弾丸が飛び交う戦場を日々、深手を負って走っていた。時に誰かをかばい、そして誰かに助けられながら。。。
社会人になって9年が過ぎた今、上記の事は、まるで祖父が戦争中を思い出すかのような遠い記憶になりつつある。仕事も、要領よくさばくようになった。。。が、何かが違う。多分、仕事ができるつもりになっている。
今、自分の仕事がサクサクすすむなら、昔に比べてゆとりがでてきたなら、その分、あぐらを書くことなく、余す力をもって、もっと周囲の人を助けられるように頑張ってみよう。チームに貢献するべく、自分さえよければと思うことなく、余力を持って、もっと組織に貢献しよう。誰かを助けよう。きっと、昔の僕のように、周りでだれかが苦しんでいるのだ。
わざわざ首をつっこむのはしんどいだろう。でも、そんなしんどい思いは、昔経験済みのはず。つい最近も、きっつい試験を乗り越えたではないか。それに、自分がしんどいとき、誰かが助けてくれたから、仕事も、勉強も今日までやってこれた。
今一度、昔のように、がむしゃらにいろんな仕事を抱えてみよう。自分のapparentな職責だけ考えず、組織のゴール見据えながらingegrityをもってすれば、まだまだできること、すべきことが沢山あるはず。そして、それらから逃げていては、成長が止まってしまう。。。
などといった思いにふけっていたら、最寄の駅に着いてしまった。あわてて降りる。
いろいろ考えさせてくれるなぁ、このCPA試験勉強は。 明日から、また、心機一転、頑張ろう。
Ethicsも、何とか今月中に制覇したい!