3分で作れるエクセル暗記カードソフト
2006年 09月 12日
CPAの暗記ツールにも使えるかもしれないので、私自身の備忘録として、blogにも載せておきます。
使用ソフト:MS エクセル (Sheet1とSheet2の二つのシートを使います。)
1.Sheet1に、暗記リストのデータを入力します。
↓画像をクリックすると拡大して綺麗に映ります。
(1) 初めは少しでいいです。
・・・だんだん増えていくデータに対応するような関数を後で入れますので。
(2) 列Aには1から始まる番号をあらかじめ入力しておきます。
・・・上から下に、マウスをドラッグして、ダーっと連番入力。
(3)列Bにはキーワードを入力。
(4)列Cには列Bのキーワードから連想すべき内容を入力。
2. 次に、Sheet2に文字や関数を入力します。
↓画像をクリックすると拡大して綺麗に映ります。
上記では、下記【】のセルに、右に記載した文字ないし関数が入っています。
【セルA2】 登録単語数
【セルB2】 =COUNTA(Sheet1!B:B)
【セルA4】 単語番号(乱数 by F9キー)
【セルB4】 =INT(RAND()*B2+1)
【セルA6】 =LOOKUP(B4,Sheet1!A:A,Sheet1!B:B)
【セルA8】 =LOOKUP(B4,Sheet1!A:A,Sheet1!C:C)
以上です。
これで、Sheet2を開いた状態で、F9キーを押して「再計算」をポン、ポン、押すと、押すたびに、A6に表示されるキーワードと、A8に表示される説明文が、ころころ、ランダムに変わります。簡単なフラッシュカードになります。
初めから答がわからないようにしたい、と思った場合、A6か、A8のうち、初めは隠しておきたいほうを選んで、文字の色を「白」にしておくとよいでしょう。
↓画像をクリックすると拡大して綺麗に映ります。
この状態で、F9(再計算)をポンポンおしながら、A6を表示させてA8の内容をあてる、またはその逆をする、ということができます。わからなかったら、そのときだけ、文字を黒に戻せば、答が分ります。
マクロを組むなどして、もっと本格的ツールにすることもできますが、使っているPCのセキュリティーレベル設定の関係で、昔に比べ、マクロ付エクセルの使用がわずらわしくなったので、マクロを使わないシンプルな構造にしました。
しばらくは、これで英語と中国語の語彙力増強に努めようと思いまーす。
関数の説明
【セルB2】=COUNTA(Sheet1!B:B)
・・・COUNTAは、選択範囲内の空白で無いセルの数を数える関数です。ココでは、これを利用して、キーワードが何件登録されているかを数えています。
【セルB4】=INT(RAND()*B2+1)
・・・これは、乱数(ランダムな数字)を出力させる式です。B2のところに10と入れれば、1~10までの間のからランダムに数字を出します。20と入れると、1~20迄の間で乱数を出します。ここではB2とすることで、上記でカウントした数、つまり、登録されているキーワード件数を上限とする範囲での乱数を出力します。
【セルA6】=LOOKUP(B4,Sheet1!A:A,Sheet1!B:B)
・・・この手のエクセルソフトの定番の関数、ルックアップ関数です。大体、下記のような意味です。
LOOKUP(「この数字をみろ」、「で、その数字と同じ数字をこの範囲からさがせ」、「数字をみつけたら、この範囲で同じ行にある項目を出力しろ」)
なので、ココでは、B4、つまり、入力したキーワードの件数を上限とする範囲でランダムに出力された数字に着目させて、この数字と同じ行を選ばせて、その行にある、キーワードを出力させます。
【セルA8】=LOOKUP(B4,Sheet1!A:A,Sheet1!C:C)
・・・上記と同じ理屈で、同じ行の、キーワードの隣のセルの内容を出力させます。