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by nn_77
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仕事力

 久々に、仕事のことについて。

 表参道の小さな広告屋から(by 川島さん)のブログで、「あれ、聞いてません!?」的トラブルについてのお話がありました。
 
---5年前---
お客様 「あれ、聞いてません!?nnさんに言っといたはずのに・・・」
上司   「え、そうですか? コラ、nn!!!」
nn (心の中で)「オイオイ、ちゃんと、昨日、報告したじゃないですか! でも、こうなっては、もう、言えないな。。。きちんとフォローしきれなかった俺のせいといえば俺のせいだな。。。でも、モヤモヤ。。。」

 「あれ、聞いてません!?」って、仕事で何かとぶつかるフレーズですね。私は若い頃、ホウレンソウが下手で、よく上司にしかられました(笑)。何時間も立たされ、机をガンガンたたいて叱る上司の姿、いまでも心に焼き付いています(涙)。だんだん手が痛くなってきたらしく、こんどは定規でビシビシ机をたたきながら威嚇され、何度も定規が折れてました。もったいない。。。でも、僕も僕で怒られすぎでしたね。当時はホントに会社にいくのも嫌な時期もありましたが、今となっては、そんなスパルタもいい経験になりました。いろいろ学ばせてくれた会社です。

 あれから時を経て、今は、逆に先方に、「あれ、聞いてません!?」を言う立場になりました。そんなことを相手に言うからには、こっちは先方のメッセージを取りこぼしたりは、もう、しなくなりました。少しは私も成長したのでしょうか?(いえ、まだまだですね。)

 でも、私が"本気"で「あれ、聞いてません!?」を言うことは、まず、ありません。私はいつも先方の担当者に何かを伝えるとき、常に、相手の力量を計算して、「この人ならこぼさず持ち帰るな」とか「あー、この人なら多分、この件、聞き漏らすなー」とか思って話しています。本当に、取りこぼされるとまずいときは「そこ、メモしておいてね」と言ったり、emailなどで、相手にメッセージを伝えた証拠を残したうえで、週に1回くらい、「確認」のふりをして注意喚起をします。逆に、貸しを作ろう、などとセコイことを考えるときは、わざと注意喚起せずに相手に取りこぼしてもらうこともあります(笑)

 そんな私は、「あれ、聞いてません!?」を「本気で」業者さんに言う企業の担当者の発言は、責任転嫁だと思います。本当に大事なことや、こぼされたらまずいことは、それをどうやって伝えれば相手が取りこぼさないかを「本気で」考えるのが、委託元の担当者の責任だと思います。その責務を果たさず、漏れがあったら全部業者さんのせいにする企業の担当者さん、私がその人の上司なら、その人を責めるでしょう。
 
 もちろん、これは、あくまでも自分が相手に依頼をするときの自律ルールです。逆に、相手から依頼を受けるときは、逆に一件ももらさず受け止めて、期日管理することがあたりまえで、そのために私は手帳を愛用しているわけです。

 英語力とか、会計知識とか、PCスキルとか、といった小道具もあればずっと便利な世の中になりましたが、基本となる「仕事力」についての鍛錬を、今後も、意識しながら業務に邁進したいと思います。そうした鍛錬をさせてくれる、会社や上司や先輩、そして何よりお客様に感謝です。そんな皆さんにきちんとした「対価」となるサービスを提供できるよう、今は、「仕事」というものをより意識的に学びつつ、おうちではUSCPAの勉強にいそしみたいと思います。
 
 
by nn_77 | 2006-05-11 00:11 | 仕事